着物買取の代表的なトラブル

もっとも代表的なトラブルは「強引な買取」です。

  • 着物以外も買い取る
  • 抱き合わせの買い取り
  • 居座る
  • キャンセルさせない

特に問題になった事例が「貴金属」を無理やり買い取る「押し買い」です。
「押し買い」については、毎年多くの相談が消費者センターに寄せられています。

着物は処分扱いで0円、ダイヤモンドの指輪やネックレスに買取価格をつけて買い取っていくというもの。

昔の呉服屋では、着物だけでなく貴金属も扱っていたお店も多かったので、一緒の購入し保有している人も多いからです。
そして、ダイヤモンドや金、プラチナは中古市場でも価格が安定しているので、買取業者としては着物は口実で「貴金属」が狙いということも多かったです。

貴金属と着物の抱き合わせ、承諾していない品物の買取、訪問して居座る、キャンセルさせない事例が多かったです。

平成27年に「スピード買取.jp」、「着も乃屋」、「宝飾倶楽部」といった大手の買取サービスが行政指導を受けました。
この件があり、買い取り業界はかなりクリーンに変化していきます。

着物買取のトラブルを避けるポイント

  • 知らない業者を選ばない
  • 売らないものは出さない
  • 無料でキャンセルできる着物買取業者を選ぶ
  • 初回で決めない
  • 納得がいかない場合は時間を空ける

行政指導があったことで、有名な買取サービスは健全になっています。
ただし、悪徳業者はのこっていて、社名やサービス名をころころ変えたりして、個人で活動している人もいるようです。

あと、最初は必ず「無料でキャンセルできる」サービスを選び「高値がつかなくてもいい着物」を出すことがおすすめです。
もし特別に思い入れのある着物や「高値が付く」ような着物は信頼を見極めて出すと良いです。

値段がつかない?

呉服屋をしていると、買取の相談でよく聞かれるのが査定が「安い」ことです。

正直なところ、着物は高い = 買取も高い わけじゃありません。

買取の相場は販売価格の10-20%程度。
30万の紬だと 3-6万が相場、保管状態が良けれ20%で普通程度で10%と知っておくべきです。

20%を超える査定が出るのは、亡くなった有名作家/染色家の作品くらいです。

たとえば加賀友禅唯一の人間国宝木村雨山は亡くなってしまい、作品がもう増えることはないので中古の黒留袖400-500万円くらいでも買う人はいるでしょう。
木村雨山の作品なんてまずお目にかかることはないです。

とわいえ、友禅は作家が1つ1つ手書きで作るので元値が50万円はします。
10-20%でもそこそこの下取り価格にはなると思いますよ。

もっとも安心の方法は「キャンセルできる宅配」

着物買取のトラブルを避けられる方法としては、「キャンセルできる宅配」がベストです。

宅配なら査定する人に会う必要もなくキャンセルができます。

中には、査定・鑑定料、キャンセル料、出張買取なら出張費、宅配買取なら送料といった手数料を無料にしている業者も多いです。
宅配買取ではキャンセルの返送料がかかるところも多いですけど、業者によって金額が異なります。

無駄な買取トラブルがなく着物を査定してもらえ、買取までスムーズにできます。

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