ここでは、今主流になっている、商業施設内にある子供写真館の特徴をまとめます。
すでに出来上がっているビジネスモデルなので、各社多少の差はあれど似ています。
スタジオアリス、スタジオマリオなどが該当する写真館です。
どこでもある
ほとんどの複合ショッピングセンターには入っていると思われるほど急拡大しています。
最大手のスタジオアリスは2015年の12月期には478店まで伸びています。
2番手のスタジオマリオも395店舗ですから、すごい数があります。
豊富な衣装
最大の魅力は豊富な衣装です。
衣装選びに迷ってしまうほど、デザイン、色と豊富にあります。
お宮参りや七五三の時期でも一人4-5着を着ることも可能。
しかも、何着も衣装を着て撮影しても、基本料金に含まれているので増えることはないです。
無料貸し出しもしてくれる
便利なのは、撮影する人に限り、無料で外出着をレンタルしてくれるサービスがあります。
お宮参りや七五三などその時のために「わざわざ衣装を用意するのも大変だ」という人にはとてもいいサービスです。
お宮参りや七五三に行く前後の日にレンタルと撮影をする日程になっているようです。
もちろん衣装の持ち込みもOK。
撮影と構図
構図や写真背景は、旧来の写真館より進化して、色とりどりのバック紙が用意されています。
衣装に合わせた小物も準備されているので、かわいい写真が撮影できます。
難点が二つあって、一つは豊富といっても店舗数が多すぎるので定番化しています。
ありきたりな写真になりつつあります。
もう一つは背景があるので、ストロボをたいて、正面からバシッと撮ることになります。
いろいろな印刷に対応するため、どのようにカットしても良いように余白も多く考えた構図になっています。
データがもらえない
せっかく撮影したのに写真データがすぐにもらえないというのが難点です。
原則撮影から一年後。
せっかく撮影したのに、一年後では意味がありません。
残念ながら自作の年賀状などには使えないということになってしまいます。
最近はデータ渡しOKのプランもありますが、あくまでもセット料金の中に組み込まれていて、様々な印刷物を購入しオプションとしてデータをもらえる感じです。
安いプランでも5万円以上します。
料金体系
料金体系は基本撮影料+出力代金。
衣装は何着でも、何枚撮影しても変わらないです。
でも出力代金は正直高いです。
この出力代金で利益を出しているのはわかるのですが・・・。
L版 税込1,944円
2L版 税込3,456円
四つ切 税込6,372円
破格です。
プリントの質は多少変わるので完全比較はできないけど、大手フィルムメーカーのネットプリントは4つ切サイズ756円です。
格安なネットプリントだとL版6円なので、ちょっと高すぎます。
商業施設系の子供写真館ができたころは、デジタルカメラも印刷もあまり普及していなかったので選択肢はなかったんでしょうけど。
最近はデジカメも進化し、印刷も安くなってきたので比較しちゃいますよね。
以上が商業施設写真館の特徴です。